カナダの山奥で犬と田舎暮らし

カナダBC州の奥地に移住してきました。大型犬2匹と暮らす毎日、カナダ国内旅行、ときどき浦島状態の日本再発見の旅の記録です。

カテゴリ:ダイエット > 料理

勤務先が市街地から60kmほど離れていることに加えて、始業が7時なので、ウィークデー早朝からばたばたします。もともと朝は弱い方だったのに、この会社で働き始めてから遅刻もほとんど無しで今年で6年目に突入しました。これには自分でも少し驚いています。

幸い、会社が従業員のためにチャーターのバスを出してくれるので、このバスの時間に間に合えば遅刻せずに出勤できるのです。バスはすぐ近所で拾ってくれるのですが、5時30分に家を出なければなりません。自分の車を運転して行けば、6時すぎに家を出ても充分なのですが、冬の漆黒の闇の中、鹿が飛び出して来たら~と心配しながらハイウエイを走るのはストレスになるので、もっぱらバス頼りの通勤です。

バスは2x2の席、2席分をひとりで使えるので、夢の中をうろうろしているとオフィスに到着です。

このスケジュールで食事をしてから出勤するのはほぼ不可能なので、会社に着いてから、始業まで15~20分余裕があるので朝ごはんにしています。最近の定番はアーモンドフラワーのバナナブレッドです。

元のレシピはこちらです。卵を使ったお菓子のレシピは、アメリカかカナダのものを使っています。と、いうのは、こちらの卵は小さめなので、卵の個数に合わせると、北米製のレシピのほうが上手くいくので。

材料はとてもシンプル。ちょっとだけ、自分風にアレンジしています。

中くらいの完熟バナナ3本
アーモンドフラワー500cc
卵3個
オリーブオイル65cc
ベーキングソーダ(重曹)小さじ1

これだけです。ベーキングソーダやパウダーを使う焼き菓子は失敗なく簡単にできるので、わたし向きです。

今回は冷凍しておいたバナナを使いました。凍っているときはまっ白ですが、解凍すると茶色くなってしまいます。

材料全部をボウルに入れて、ブレンダーで混ぜるだけです。

small_IMG_4841

全部の材料が混ざったら、くるみなどを混ぜ込みます。ナッツ類を入れると歯応えが良いので、アーモンドのスライスも入れてしまいます。欲張って入れすぎると、崩れ易くなるのでほどほどに。

small_IMG_4842

あとは、オイルを塗った型に入れて、350F(180℃弱)で50分ほど焼きます。竹串を刺して、何もついてこなければ、出来上がりです。焼き時間が長いので、表面が焦げないようにアルミフォイルで覆います。

small_IMG_4843

できあがり。砂糖や蜂蜜、甘味料などを加えなくても、いい具合の甘さに仕上がります。

わたしは面倒くさがりのため、ボウル2個で材料を混ぜて、1回に2本焼いて冷凍しておきます。だいたい半分で1週間分なので、これでこの先1か月は朝ごはんの心配なしです。

small_IMG_4844

暖かい飲み物と一緒にのんびり朝ごはんです。アーモンドフラワーで作ると小麦粉を使うより、お腹の持ち時間が長いので、7時きっかりからフル稼働で仕事にかかってもエネルギー切れの心配がありません。

とは言っても、10時を過ぎる頃には少しお腹が寂しくなるし、1日は長いので、スナックを持参していきます。チーズとか、野菜スティックとか果物とか。

small_IMG_4866

それでは、まわりのカナダ人はお昼はどうかというと、サラダ、野菜スティックにディップ。あるいは何もつけない生野菜だけ、オレンジかりんご1個とか、ちょっと驚きの軽さなのです。主食類を持ってくる人もライス率が高いのも驚きです。

確かに、お昼を軽くすると午後睡魔と闘うことなく仕事ができるので見習ってはいますが、わたしはサラダてんこ盛りと、チキンとフルーツとか、誰よりも量が多いかもしれません。
>


にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

月曜日のお昼にランチルームに行くと、とても良いにおいがしていて、その源は同僚のランチでした。「娘が作ってくれたの~」だそうで、スパゲティスクワッシュのクリームマッシュルームソースでした。

スパゲティスクワッシュは金糸瓜のことで、最近はそうめん南瓜と呼ばれているようです。火と通してフォークでほぐすと細い麺状になります。しゃきっとした食感で、ほんのりとした自然の甘味がありフレーバーは極薄なので応用範囲の広い食材です。

あつあつのときにバターやオリーブオイルで和えて肉料理に添えてもおいしいですが、わたしはパスタソースに絡めて食べるのがいちばん好きです。お米や小麦粉を避けるダイエット中、パスタ風のもとが食べられる強い味方なのですが、その存在をすっかり忘れていました。

そこで、今週末は久々にスパゲティスクワッシュを料理してみました。

もう少し小ぶりのものが良かったのですが、特大ばかりだったので仕方なく。比較のためにスーパーで衝動買いした雑誌を置いてみました。

small_IMG_2398

スーパーのレジで順番待ちをしているときに表紙が目に付いて買ってしまいましたが、カートコベインは生きていたら50才になるのですね。

カナダに来て、モントリオールで学生生活を始めてすぐの頃に訃報を聞きました。モントリオールでNirvanaのライブを見た人と話をした直後だったので驚きました。次回はわたしも誘ってねなんて言っていた矢先でした。

そのライブのオープニングは、ボアダムズという日本のバンドだったそうです。ボアダムズは、ロラパルーザがモントリオールで開催されたときに見ることができました。アルバムはわたしにはアバンギャルド過ぎるのですが、ライブはただただ衝撃的で、棒立ち状態で目から鱗が何枚も剥がれ落ちる思いだったのを覚えています。

20数年後の今、山の中でせっせとダイエット料理を作っているなんて、当時の自分は想像すらしていなかったはずです。思えば遠くへ来たものです。

さて、今週末は金曜が休みの週なので、のんびりとオーブンで焼いて下ごしらえしました。スクワッシュの切り口にココナッツオイルをスプレー、切り口を下にして375F(192℃)のオーブンで焼きます。

small_IMG_2400

皮の上から、スプーンなどで押してみて柔らかくなっていたら焼き上がりです。今回はスクワッシュが大きかったので、1時間以上かかりました。時間がないときは、耐熱皿に少し水を張って電子レンジで調理するとほぼ半分の時間で出来上がります。

どちらの方法でも仕上がりに大きな違いはありませんが、ソースと絡める場合は水気が減るのでオーブンで、スクワッシュのきれいな色を出して、あっさり系の料理につかうのであれば、電子レンジが良いでしょう。

少し冷めてきたらフォークでほぐしながら皮から外して、パスタソースでいただきます。今日はこってりしたクリーム系のソースが食べたかったので、ロゼソースを作りました。

わが家のロゼソースは、作り置のトマトソースかミートソースにサワークリームと生クリームを加えたシンプルなものです。今回は基本のミートソースに赤パプリカとサラダ用のほうれん草を入れてみました。

small_IMG_2401

ミートソースの調理過程は割愛しますが、ソースが完成したらほうれん草を加えます。

small_IMG_2403

そして、サワークリームと生クリームを味見しながら加えます。生クリームだけでもよさそうですが、サワークリームをいれると味がちょっとしまります。

small_IMG_2404

好みのこってり具合になったらソース完成。

small_IMG_2405

ソースをスクワッシュに絡め、モツァレラチーズとパルメザンチーズを載せて焼きます。チーズに焼き色がついたら、バジルを散らして焼きパスタ風のでき上がりです。

small_IMG_2408

ゆるい低炭水化物ダイエットをしているので、こんな高脂質の料理もたまに食べています。それでも、パスタのようにお腹にはもたれません、

お皿に盛りつけると崩れてしまって美しくないのですが…いただきます。

small_IMG_2410

最後はバゲットでお皿に残ったソースをすくって食べたいというイケナイ考えが浮かんでしまいました。炭水化物と脂肪はダイエット最強の敵、がまんです。





ジャーマン・シェパード ブログランキングへ

このページのトップヘ