カナダの山奥で犬と田舎暮らし

カナダBC州の奥地に移住してきました。大型犬2匹と暮らす毎日、カナダ国内旅行、ときどき浦島状態の日本再発見の旅の記録です。

今年は、家人の骨折で茫然自失寸前状態になるアクシデントもありましたが、コロナのためヨガ教室が開店休業だった家人姉が2か月も手伝いのために滞在してくれたので、楽しい夏を過ごすことができました。

わたしが仕事で不在の間、家人姉が家事や諸々一手に引き受けてくれたので3人で遊びに出かけることもできました。

所用でカムループスに行かなければならなかったので、全員で小旅行にしました。所用といっても、わたしの専門医の診察の予約があったためで、3時間かけて15分のほぼ問診のために出かけていくカナダの田舎暮らしならではの不便ですが、今回はお楽しみが加わりました。

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帰り道に、Wells Grey州立公園に寄りました。カムループスからわが家へ向かうハイウエイの中間地点をアルバータ州のジャスパーに向けて逸れると、州立公園にぶつかります。日帰りで行ける距離ではありますが、5,250平方キロメートルという広大な敷地なので、いつ訪れても初めての場所ばかりです。

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家人は車で留守番でしたが、家人姉と7kmほどのハイキングをしました。木立を抜けるとこんな風景が広がっていました。

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夏の犬散歩コースの定番はチムニーレイクでしたが、コロナで閉鎖されていた公園が再オープンになったばかりで人でが多かったので、隣の人気のない湖に行きました。ピクニックテーブルや駐車場もないので今まで避けていましたが、穴場発見。

夏の夕暮れは、なんとも言えない風情があります。


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こちらは、わが家の近くにある砂丘のトレール。

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乾燥地帯なので、夏の草地は茶色です。

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なんとなくシュールな風景です。

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水分補給をしながらの散歩です。

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以前1度だけ、マウンテンゴートの群れに遭遇しましたが、今回は運がなかったようです。時折、猛禽類が飛び去っていくだけで生き物の気配がないので、通り過ぎるトラックを見るとほっとしたり。

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この辺りのフレーザー川は急流です。

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そして、日々の散歩コース。家人姉は毎日犬を連れて探索していましたが、わたしたちが未知のトレールを発見したようです。

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家人姉は日本やアジア食材に興味津々なので、和菓子の話をしたところ早速小豆を煮て餡を入れたフュージョンデザートを作ってくれました。

紅茶で戻したもち粉で餡を包んでココナッツをまぶしたお菓子。

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キムチがとても気に入ったそうで、家人姉風アレンジは、クラッカーにチェダーチーズ、キムチ少々とハラピーニョの薄切り。

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家人の骨折も日々回復し、杖をついてトレールの散歩に参加できるようになりました。

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地元の夏は、日が長いので外で過ごす時間が楽しい。

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2か月はあっという間に過ぎて、わが家で過ごす最後の夜になりました。

最終日の晩餐は家庭内ポットラック。

家人姉は野菜のパコラ、家人はラムロースト、わたしはちらし寿司というか押し寿司というか、それ風。

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いい焼き具合のミディアムレア。肉料理は見栄えがします。

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家族全員でバンクーバーまで送りに行きました。

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懐かしいアイオナビーチで散歩。
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犬4号は初めて。

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二代目は3度目?

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季節が変わっていました。

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ついでに、懐かしいマクドナルドビーチ。

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メリークリスマス

毎年恒例、クリスマスツリー前で記念撮影...ですが、今年は犬4号の強い拒否反応で、これが渾身の1枚になってしまいました。目閉じてる...

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ずっとこんな状態で。

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おやつを見せると二代目はこんなです。

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となかいは、なんとか我慢してくれましたが、たそがれてる。

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二代目はいつも通り。

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ツリーの前から離れると、しゃっきり。

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そんなこんなで、2020年も暮れていきます。

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今年の夏は雨が多く、涼しいというより寒い日ばかりだな~と思っていたら、あっという間に秋に近づいてしまいました。こちらでは8月に入ると日に日に陽が短くなって、夏の終わりを感じます。

6月には家人姉が遊びにくる予定でしたが、コロナで無期延期。そして、家人が足を骨折してしばらくは車いす生活になってしまい、今まで家人任せにしていた諸々の力仕事・肉体労働系を一手に引き受けることに。

雨がちで日差しが弱めなので、芝生が育つこと、育つこと。1週間を待たずにジャングル状態になるので、芝刈りに追われていました。芝刈り日よりは晴天でなければいけないのと、わが家の芝刈り機は家人がエクサイズのためとかで手動なので、猫の額ほどの前庭の伸びきった芝を刈るのに4時間もかかってしまいました。近所の年配の女性が見かねて、刈ってあげましょうかなどと声をかけてくれましたが、そんなこともある田舎暮らしですから、ありがたく辞退しました。

さらに刈った芝を集めて袋詰めして捨てにいかなければいけないので、これがまた(わたしには)大ごと。伸びきった芝は大袋9個分になりました。なんとか全部車に押し込んで無事処分しましたが、地元では1家に最低1台ピックアップトラックがあるのことに納得。

家の内外の雑務と仕事で茫然自失しそうになったので、ヘルプを頼もうかと思ったのですが、この小さなコミュニティでは人探しがまた大変なのです。なんとか芝刈りからだけでもと思い、業者に依頼しましたが、3回すっぽかしで、梨のつぶて。

モントリオールに住んでいたころは、住宅街一帯の雪かきと芝刈り引き受けている業者がいて、引っ越したらそのまま引き継ぐようになっていたのですが、こちらでは雪かきや芝刈りは普通に家族でする仕事なので、1件の住宅のために出張するのは効率が悪いのでしょうね。

これは、エンジンのついた芝刈り機を買えばよいのですが、値段まちまち、種類あれこれで何を買っていいやら悩んでしまいました。家人にリサーチしてもらって、地元で在庫のある機械の型番を書いてもらい、「これください」で買ってきました。

こんなどたばた、とほほ状態のとき、家人姉から連絡があり、「手伝いに行きます。2か月居るから安心して」家人姉はケベック州に住んでおり、家族も仕事もあるので心配だったのですが、姉側の事情は全部解決済だからとのこと、こんなにありがたいことはありません。

家人姉はヨガのインストラクターですが、コロナの影響で休業中、先生のためのコースをオンラインで取っているので宿題とコースの時間以外は家事と庭仕事を手伝ってくれています。こちらに着いて2週間は、外出なしで家の中でもマスクを外さず、わたしたちとも距離を取って食事も同じテーブルに着かない生活でしたが、今は晴れて通常運転です。

家人姉は以前体調を崩していた時期がありましたが、食事療法で解決したそうで、おいしくて体に良いものをいろいろと作ってくれます。

ある日の夕食。ピザです。台はレンティルをコーヒーグラインダーで粉砕して焼いたクレープですが、カリッとして美味です。飲み物は、我が家にあるスパイス類としょうがを調合して作ったゴールデンチャイ。グレープフルーツとオレンジの切り身が入っています。

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家人姉は手間を惜しまないタイプなので、いろいろと作ってくれます。中でもデザートが逸品です。一日の終わりにデザートが用意されていると幸せな気持ちになります。


アーモンドフラワーとココナッツの生地のギルトフリー、グルテンフリーのフルーツパイ。フルーツの下には、ペクチンでとろみをつけたクランべfリージュースで寄せたバナナが隠れています。シュガーフリーですが、バナナの甘味で大満足です。

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同じ生地と隠れバナナの組み合わせでフルーツを変えたパイ。トッピングのフルーツは桃とパパイアです。

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それからドライいちじくとバナナのブラウニー。粉はアーモンドフラワーを使ったそうです。

わたしはブラウニーが苦手なのですが、とにかくひと口試してみて!と言われて、ひと口でファンになりました。

バナナがこんなに使える食材とは、目からうろこです。

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ウィークディの夕食は家人姉任せ、後片付けは家人任せなので、休日はわたしが夕食を担当することにしています。この日は地元で手に入る食材だけでタイ料理を作ってみました。ラーブと赤カレーにしました。ご飯はジャスミンライスと黒米入りの長粒米のもち米です。

中央にあるのはなぜか黄色いたくわんです。

まさかと思うアジア系の食べ物、納豆、たくわん、キムチを試してもらいましたが、全部OK、特に納豆がお気に入り❣だそうです。

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地元でも生の唐辛子やナンプラーが手に入るので、ライムとガーリックを加えて、プリックナンプラーも作りました。

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さて、家人ですが、フィジオセラピストが家まで出張してくれるので助かっています。カナダの税金は高いのですが、健康保険でこんなサービスがカバーされるので良しとします。

セラピスト曰く、週10%程度を目安に骨折した足に体重を乗せるようにして様子を見ましょうとのことでした。結構長い道のりです。

車いすで出かけられる場所へは3人で行きますが、買い物などはしばらくの間、犬たちと車で待機です。

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